報告(2016年11月19-20日)
この度、第九期となるドギーメイト課程の研修所が中央研修センター(霊地)において開設された。
ドギーメイト課程研修所では、ドギー年代(六歳~八歳)の指導者を目指すものがドギーメイト隊の隊長の責務を十全に果たすことができるように研修内容が組み立てられており、入所者は実行・実習によって金光教少年少女会運動の目的と原理についての理解を深め、これらを体得していった。
今回は、原隊でこれから指導者を目指す人、教会で少年少女会を興そうと願いを持つ人と、それぞれに願いを持たれた、四名が入所した。
開所式の後、研修所についての講義・オリエンテーションを行った。その後、日中は『教会の働きと少年少女会活動』・『ドギーメイト年代の特性と活動の必要性』といった講義を中心に受講した。途中講義の合間に実習隊によるソングや振り付けソングが行われ、講義で疲れた体を癒すとともに、現場で実際に子供たちと活動している指導者の指導を身をもって体験することで、歌を知るとともに指導方法も学んだ。日中の講義の最後には、入所者四人がドギーメイト隊の年間プログラムを、与えられた資料や講師・チュウターと呼ばれる現役ドギーメイト隊指導者のアドバイスをヒントに作成した。
一日目の夜には、実習隊による夜の活動が行われ、入所者が参加者(隊員)として参加した。夜の活動は、『蛍の集会』をテーマにし、光を使った工作の作成やそれを使ったゲーム・視覚を遮断し耳を使うゲームを行った。集会の最後には『蛍狩り』を行い、十一月にもかかわらず外には実習隊の用意した蓄光シートを使った蛍が約七十匹現れた。入所者は楽しく活動に参加しながら、ドギーメイトの夜の活動を学んでいった。
二日目は昨日と打って変わって活動実習が中心となった。朝は実習隊による朝礼に参加し、その後、『集会①』という講題で活動実習を行った。実習内容は、最初の隊活動を想定して隊のきまりを知り、守るということを目指し開閉会儀礼の作法、流れ・規律訓練などを行った。さらに午後からの活動に必要なかぎ縄のクラフトや振り付けソングの習得を行った。
午後からの活動は『忍術学校』をテーマに入所者は隊員の立場になって、忍者になりきり境内周辺に設置された修行場で様々な修行をうけた。忍者走り(平均台の上を走る)・変わり身の術(ジェスチャーゲーム)・うずらがくれの術(だるまさんが転んだ)・午前中に作成したかぎ縄を使った的あての修行をすべて習得し最後に忍術学校の校長と読心の術(じゃんけん)で対決し、接戦の末、校長を破り見事にすべての忍術を習得し、免許皆伝の巻物を手に入れた。
活動実習の後講義場に戻った入所者は最後の講義『指導者について』の講義を受け、指導者に必要な要素や指導者の役割を学び、その後の質疑応答の時間では、それぞれが持っている疑問を解消していった。
この度の研修所で新たに四名の方がドギーメイト隊の隊長の資格を得られた。今後、それぞれの持ち場立場での活躍を期待するとともに、さらに多くの方が入所され、このお道のわかば育成の働きがますます盛り上がることを願う。
(報告・牛尾弘宗)
日程表
第1日目(11/19)
§1.研修所について
§2.教会の働きと少年少女会活動
§3.DM年代の特性と活動の必要性
§4.各年代層別の活動概要
§5.隊活動について
§6.進歩とプログラム
特別§. DM夜の集会
第2日目(11/20)
§7.集会①
§8.指導者と支援体制
§9.集会②
§10.指導者について
名簿
修了者氏名 | 教会名 | 所員役職 | 氏名 | 教会名 | |
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片岡 義智 | 向島西 | 所長 | 牛尾 弘徳 | 福崎 | |
片岡 直子 | 向島西 | 所員 | 安武 松一 | 甘木 | |
菊池 瑞昭 | 全隈 | Q M | 手島 裕二 | 福間 | |
牛尾 弘峰 | 福崎 | QMF | 秦 浩治 | 余土 | |
隊長 | 永井 常雄 | 福崎 | |||
教育副長 | 和田 英孝 | 福崎 | |||
庶務副長 | 牛尾 弘宗 | 福崎 | |||
隊付 | 大武 一宏 | 国東 | |||
隊付 | 加納 三喜 | 福崎 | |||
奉仕隊長 | 牛尾 明子 | 西明石 | |||
事務局 | 安武隆雄 | 甘木 | |||
事務局 | 柏原祐二郎 | 中庄 | |||