「中央活動(育成に勢いをつける活動)」カテゴリーアーカイブ

第12回少年少女遠征‐四万十編‐ 活動報告

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参加者数:8名

奉仕者数:6名

コロナと台風で四年ぶりとなった少年少女遠征。参加者8名、指導者6名計14名が三月の訓練野営より8月の実施まで、金光様をはじめ多くの方々のお祈りの中、神様のお働きの中で、高知県四万十市において4泊5日で遠征を実施させていただいた。
全国から自分を鍛えたい!仲間と共に何かをやり遂げたい!見たことのない景色を見たい!体験したことのないようなことを体験したい!など、好奇心・向上心あふれる仲間たちが大きな荷物と期待を背負って御霊地に集まった。
1日目(8月11日)、この日は胎金寺を宿営地として準備とプロジェクトの最終確認の日となった。資材準備は選定からパッキングまでは全て隊員たちがやるために忘れたり壊れたりすれば現地で自分たちが困る(その状況でどうするかを考え、ある物で代用して工夫するのも遠征の醍醐味だが)と思うと資材準備に一層力が入る。資材の選定が終われば次はパッキング。決まった大きさのトライパックに入る物のみしか持っていけないので『これはこう使った、これいらんのんちゃうん!』などおのずと工夫していく。できるだけ軽量にしたつもり、コンパクトにしたつもりだったがそれでもトライパックはパンパンになり準備は完了した。
夕食の食材を各班で買い出しに行きこの日は明日から現地に入るために力の付くメニューを自分たちで考え腹ごしらえをして明日に備えた。
2日目(8月12日)、朝5時に起床して身辺整理を行い、5時半には胎金寺を出発した。道中は澄み渡った四万十川でカヌーを浮かべ、暑くなれば木陰に入り、冷たい川に飛び込み、清流プロジェクトを満喫しているところを想像しながら四万十市に向かった。最寄りのインターを降りてスーパーマーケットで買い出しをしたのち、この日の目的地であるカヌーの訓練をする『川遊び公園』を目指して小一時間車を走らせていると清流!四万十川!!が見えてきた『おおー!四万十川や!ん・・・濁ってない?すごい濁流やん!!』そうなんです。四万十市は前の日まで何日か大雨が続いていたようで、カヌーなど浮かべれる次元ではない流れで急遽予定は変更。「今だけはスマホを使って良し!」という事で、預かっていたスマホを返し検索する者、道の駅でパンフレットをもらって観光できる所を探す者等分かれて情報を集め、支流はまだ流れが少なく水がきれいということで、滝でプロジェクトをしてその日探した温泉に浸かった。これぞ遠征!
後編ではあれだけ濁っていた水がどんどん澄み渡っていく自然の凄まじさを伝えていきます!
(報告・吉岡隆道)

2023 年代別キャンプ活動報告

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参加者数 JC 13名 AC 2名

奉仕者数 14名

今年も暑い夏がやってきました。そんな夏の金光教少年少女会年代別キャンプに15名のわかばが集ってくれました。

一昨年は断腸の思いでの中止、去年はほとんどの参加者がキャンプ未経験という中でのキャンプ、そしてついに今年、心も体も大きく成長してくれたわかばたちがご霊地に帰ってきてくれました。

受付が始まると、これからの不安でたまらない顔や、また一年ぶりに再会した嬉しさの顔など、様々な表情を見せた隊員たち。今年の年代別キャンプのテーマは「STEP UP」どんどんと成長していく姿を見せてくれることでしょう。

荷物点検が終わり、いざ入山。次にご霊地へ帰ってくるのは三日後。その時の隊員たちはどんな表情をしているのでしょうか。とても楽しみです。酷暑の中をしっかりと、水分塩分補給を行いながら胎金寺野営場へと歩みを進めていきます。暑さの中でも隊員同士で声を掛け合い、休息の際にはお互いに飲み物を注いであげるなど思いやりを見せる姿も見られました。本部スタッフに出迎えられながらお世話になる野営場に一礼。入山。山の生き物たちをはじめとする自然も、隊員たちを受け入れてくれました。

開会式とオリエンテーションを終え、いざ設営開始。キャンプの経験者をはじめ、今回はアドベンチャーキャンプ(高校生年代)の隊員も一緒に活動を行います。皆で協力し設営を進めていきます。ペグを打ち込む際には固い岩盤が隊員たちを阻みます。四苦八苦しながら、スタッフと協力しドームテントとフライを立てることに成功しました。またサイトの改善として木と木の間にロープを張り、物干し場を作成しました。その際にはスタッフより「お世話になる自然を傷つけないように!」と厳しい指摘があり、木を新聞紙で養生してからロープを巻くなど、自然の中で生活させていただく。という心構えを持ち、無事設営が済みました。

期間中、隙間時間を見つけてはサイトの改善を行います。食事後の皿を洗うための「洗い場」や調理が楽になるように「立ちかまど」の製作を行うなど、創意工夫を凝らし生活をより良いものへと班員同士でしっかりとコミュニケーションを取り、各自で役割分担をして自分から積極的に動こうとする隊員たちの姿がそこにはありました。普段の生活の中で感じることの少なくなった不便さ、をしっかりと体験できたことと思います。

ジュニアキャンプではチャレンジコーナーを設けています。一年間に四つの課目に取り組み、3年間で合計12の技能習得を目指すコーナーです。今年は「立ちかまど」「ルアーフィッシング」「奉仕作業」「フィールドハイク」の四つです。この中でも特に子どもたちの大きな成長へと繋がったのがフィールドハイクでした。

フィールドハイクでは、班で協力し地図を見ながら各ポイントを回っていくというもので、各ポイントでは様々なお題が隊員たちを待ち受けます。お題をクリアするためには協力が必要不可欠であり、例えば、高さ約5mほどの建造物の長さを測る問題では、皆で話し合い、知恵を出し合います。隊員の一人が建造物の横に立ち、遠くから何人分になるかを見て身長から高さを皆で考えました。また道中には進むべき正しい道を示す目印を設置し、それを見つけながら進んでいくというもので、班員で声を掛け合いながらそっちじゃない、こっちでもないと悩みながらも楽しく活動ができました。

また期間中、食事のほとんどを自分たちで作ります。お米を何合準備すれば丁度よいのか、スープの水の量はどうやって測ればいいのか、分からない事は班長を中心に皆で考え、隊付のアドバイスをもらいながら調理を進めていきました。普段はスイッチ一つで自動でお米が炊き上がり、ガスコンロは一瞬で火が付きますが、自然の中ではそうはいきません。お米を入れた鍋の様子を見ながら、薪の量を調節し、強火や弱火を調節します。最初は慣れずに火が強すぎて焦がしそうになり、火が弱くなかなか水が沸騰しないなど、様々な経験を通しながら隊員は学びを得ていきました。皆で協力し作った食事は最高に美味しかったことと思います。

いよいよ最終日を目前に控えた夜、全員で営火を行いました。営火では、桃太郎と鬼で協力して点火する場面から始まり、定番のキャンプだホイ、一匹のぞうさんなど楽しいエールや、班で考えた個性あふれるスタンツ劇では全員が手をたたき大盛り上がりでした。また夜話では、三代金光様のお話をいただき、私たちが今こうして集まりキャンプができているのも、今まで繋いできた先輩方がいるということ、決して当たり前ではないことを火を囲みながら皆で聴かせていただきました。

最終日、感謝の気持ちで撤営を済ませ閉会式を終え、いよいよ下山。そこには受付の時に不安そうな表情を浮かべていた子どもたちの姿はありませんでした。そこにいたのは3泊4日の年代別キャンプを終えた立派なわかばでした。一回りも二回りも大きくSTEP UPできた年代別キャンプであったと思います。

お祈り添えをいただきました関係各所の皆様、送り出していただいた教会長先生をはじめ保護者の皆様、そして申すまでもなく金光様に深く御礼申し上げます。

また来年の夏、隊員の皆さんに会うことを楽しみしています。ありがとうございました。

(報告・田中真喜雄)

教祖140年金光教少年少女全国大会 報告

八月五日から六日にかけて、「つながれ」をテーマに、七十六回目を迎える教祖百四十年金光教少年少女全国大会を開催しました。  今年は四年ぶりに霊地夜まつりを含む一泊二日型の全国大会、また年代別キャンプを開設(八月二日~五日)するなど、新型コロナウイルスが五類に移行し、きわめて通常に近い形の全国大会を開催することが出来ました。  日程に沿って、五日十三時三十分に会堂広前において開会式が執り行われ、わかばの代表が金光様に一年間のお礼と参加の喜びのお届けを行いました。会堂ステージで開会セレモニーを行った後、開会を告げる花火が打ち上げられ、各常設行事が一斉に開設しました。  聖ヶ丘野営場のキャンプの森では、一団体の利用があり、快適な野営生活をしながら大会へ参加しました。  十六時三十分、奉仕バンドの演奏による金光様お退けお見送りの後、十八時から境内では「第四回霊地夜まつり」を開催しました。無料のフードコート・夜店、ゆうやけパレード、ステージパフォーマンス、激突!日本の祭りといった催しで、境内には奉仕者を含め一五〇〇人を超える人々が賑わっていました。  八月六日、金光様のお出まし、五時十五分から会堂で「大人のつどい」、六時三十分からラジオ体操を行い、八時から各常設行事が開始しました。  十時からは「かがやけ大行進」。ふじや呉服店前から出発し、本通り、アーケードを通って境内へ向かいます。今年は三十五団体の参加があり、酷暑の中、それぞれに金光様へのお礼の行進を、体いっぱいで表現していました。  十三時からは、祭場で「わかば祭」が執り行われ、祭典では取次唱詞、まごころ運動奉奠に続いて金光様ご夫妻が入場され、金光様より全国のわかば達にお言葉を頂きました(後掲)。続く式典では、大会旗・会旗群入場に続いて、継続登録会、努力目標入選、作品展入選、チャレンジカード表彰の各代表者がそれぞれ表彰され、アトラクションでは、玉水少年少女会による演劇が行われ、祭場は大いに盛り上がりました。そして、来年の大会での再会を誓う閉会セレモニーを行って、大会の全日程を終了しました。  本年も、多くの方々のお祈りとお力を頂いて、酷暑の中、体調不良者の報告もなく、予定していたすべての行事を滞りなく実施することができましたことに、厚く御礼申し上げます。  各行事の詳細、諸役・各奉仕教会については、後掲の写真及び一覧表を持って報告といたします。なお、報告は、ホームページ(裏表紙記載)にも掲載してますのでご覧ください。 (報告・大会事務局)

\年代別JMキャンプ2022/

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参加者数:16名

奉仕者数:11名

八月三日から六日の日程で、胎金寺野営場にて三年ぶりの年代別ジュニアキャンプが開設された。昨年・一昨年と中止を余儀なくされ、今年もコロナ禍の中で参加者があるのだろうかと懸念していたが、沢山の方々のお祈りを賜り、最終的に十三名の中学生が全国から参加のおかげをいただいた。
今年のジュニアキャンプのテーマは「つながりの輪 ひろがれ」。科学技術の目覚ましい発展と引き換えに、人と人とのつながりが希薄になってきている現代に生きる私たちが、三泊四日の野営生活を通して、人と人、神様と人、自然と人といったつながりの輪に気付かせていただきたいとの思いから、全期間のテーマを定めた。
八月三日。ワクワクと不安と大きなリュックを背負った参加者がご霊地に集まった。受付を済ませ全員揃って本部広前でご祈念、お届けをいただいた後、荷物の点検や規律訓練を行った。昼食を挟んで開会式と隊編成を行いいよいよ入山。一日目の目標は「全力を尽くす」。オリエンテーションで隊長より野営生活の基本日課や心得、注意点の説明を受けいざ設営。自分たちが四日間お世話になる班サイトに工具や炊具を運んだり、力を合わせて食堂用のタープや寝室テントを建てた。夕食準備では薪で火をおこしての野外調理を初めて経験する隊員も多く、慣れない手つきで試行錯誤しながらも協力して美味しい夕食をほおばっていた。夜の活動は自己紹介カードバトルゲーム。引いたカードのお題に答えながらの自己紹介を行い、全国から集まった仲間のことを興味深そうに聞いていた。
八月四日。二日目の目標は「友情を深める」。ジュニアキャンプでは毎年四つのチャレンジコーナーが設けられ、三年皆勤すると全十二のコーナーを体験する事ができる。この日はスピアフィッシングと蔓工作。それぞれ班で分かれて午前と午後で入れ替わりながら活動した。スピアフィッシングでは残念ながら午前午後ともに収穫は得られなかったが、海に潜って大自然を肌で直接感じられる体験となった。蔓工作では野営場に自生している蔓を使って、カゴや壁飾り等思い思いの工作を楽しみながら身近な自然の物を活かせることを学んだ。夜の活動は五感訓練。夜の暗闇ならではのビックリ要素もあり、隊員たちは悲鳴をあげながらも五感を研ぎ澄ませて課題をクリアしていった。
八月五日。三日目の目標は「尊重する」。この日のコーナーはパイオニアリングと野外調理。パイオニアリングでは複数のロープワークを学び活用して三メートル級の物見台を作り上げた。野外調理ではダッチオーブンを使っての燻製とチョコパイ作り。スタッフに教わりながら器用にアジを捌き、出来上がった燻製とパイに歓声が上がっていた。午後から激しい雷雨となり、パイオニアリングは模型での作成、野外調理は屋根の下での活動となった。夜の活動はカウンシルファイヤ―。営火の予定だったが営火場がぬかるんでしまったので、講義場で小さな火を焚き、それを全員で囲んで、このキャンプをふり返ってひとりずつ発表をした。
八月六日。最終日の目標は「共に育つ」。後片付けは次への準備という心持ちで、工具や炊具をきれいに手入れし撤営に取り組んだ。その後解隊式と閉会式を行い、期間中お世話になった野営場に全員でお礼を申して下山した。
今年のジュニアキャンプは全員が初参加だったが、班長・次長を中心に協力して基本日課をこなしながら、班サイトの改善や時間への意識等、声を掛け合いながら笑顔で前進していく一生懸命な姿を沢山見せてもらった。沢山のお祈りとおかげの中で隊員達は見違えるほど逞しく成長した。そして、私たちスタッフも共にお育ていただいた。この唯一無二の経験で得た「つながりの輪」を日常生活にもひろげ、ぜひとも来年の参加に繋げてもらいたいと願う。
(報告・庶務副長 田中よしえ)