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教祖140年金光教少年少女全国大会 報告

八月五日から六日にかけて、「つながれ」をテーマに、七十六回目を迎える教祖百四十年金光教少年少女全国大会を開催しました。  今年は四年ぶりに霊地夜まつりを含む一泊二日型の全国大会、また年代別キャンプを開設(八月二日~五日)するなど、新型コロナウイルスが五類に移行し、きわめて通常に近い形の全国大会を開催することが出来ました。  日程に沿って、五日十三時三十分に会堂広前において開会式が執り行われ、わかばの代表が金光様に一年間のお礼と参加の喜びのお届けを行いました。会堂ステージで開会セレモニーを行った後、開会を告げる花火が打ち上げられ、各常設行事が一斉に開設しました。  聖ヶ丘野営場のキャンプの森では、一団体の利用があり、快適な野営生活をしながら大会へ参加しました。  十六時三十分、奉仕バンドの演奏による金光様お退けお見送りの後、十八時から境内では「第四回霊地夜まつり」を開催しました。無料のフードコート・夜店、ゆうやけパレード、ステージパフォーマンス、激突!日本の祭りといった催しで、境内には奉仕者を含め一五〇〇人を超える人々が賑わっていました。  八月六日、金光様のお出まし、五時十五分から会堂で「大人のつどい」、六時三十分からラジオ体操を行い、八時から各常設行事が開始しました。  十時からは「かがやけ大行進」。ふじや呉服店前から出発し、本通り、アーケードを通って境内へ向かいます。今年は三十五団体の参加があり、酷暑の中、それぞれに金光様へのお礼の行進を、体いっぱいで表現していました。  十三時からは、祭場で「わかば祭」が執り行われ、祭典では取次唱詞、まごころ運動奉奠に続いて金光様ご夫妻が入場され、金光様より全国のわかば達にお言葉を頂きました(後掲)。続く式典では、大会旗・会旗群入場に続いて、継続登録会、努力目標入選、作品展入選、チャレンジカード表彰の各代表者がそれぞれ表彰され、アトラクションでは、玉水少年少女会による演劇が行われ、祭場は大いに盛り上がりました。そして、来年の大会での再会を誓う閉会セレモニーを行って、大会の全日程を終了しました。  本年も、多くの方々のお祈りとお力を頂いて、酷暑の中、体調不良者の報告もなく、予定していたすべての行事を滞りなく実施することができましたことに、厚く御礼申し上げます。  各行事の詳細、諸役・各奉仕教会については、後掲の写真及び一覧表を持って報告といたします。なお、報告は、ホームページ(裏表紙記載)にも掲載してますのでご覧ください。 (報告・大会事務局)

\年代別JMキャンプ2022/

活動動画は上記写真をクリックしてください↑↑↑

参加者数:16名

奉仕者数:11名

八月三日から六日の日程で、胎金寺野営場にて三年ぶりの年代別ジュニアキャンプが開設された。昨年・一昨年と中止を余儀なくされ、今年もコロナ禍の中で参加者があるのだろうかと懸念していたが、沢山の方々のお祈りを賜り、最終的に十三名の中学生が全国から参加のおかげをいただいた。
今年のジュニアキャンプのテーマは「つながりの輪 ひろがれ」。科学技術の目覚ましい発展と引き換えに、人と人とのつながりが希薄になってきている現代に生きる私たちが、三泊四日の野営生活を通して、人と人、神様と人、自然と人といったつながりの輪に気付かせていただきたいとの思いから、全期間のテーマを定めた。
八月三日。ワクワクと不安と大きなリュックを背負った参加者がご霊地に集まった。受付を済ませ全員揃って本部広前でご祈念、お届けをいただいた後、荷物の点検や規律訓練を行った。昼食を挟んで開会式と隊編成を行いいよいよ入山。一日目の目標は「全力を尽くす」。オリエンテーションで隊長より野営生活の基本日課や心得、注意点の説明を受けいざ設営。自分たちが四日間お世話になる班サイトに工具や炊具を運んだり、力を合わせて食堂用のタープや寝室テントを建てた。夕食準備では薪で火をおこしての野外調理を初めて経験する隊員も多く、慣れない手つきで試行錯誤しながらも協力して美味しい夕食をほおばっていた。夜の活動は自己紹介カードバトルゲーム。引いたカードのお題に答えながらの自己紹介を行い、全国から集まった仲間のことを興味深そうに聞いていた。
八月四日。二日目の目標は「友情を深める」。ジュニアキャンプでは毎年四つのチャレンジコーナーが設けられ、三年皆勤すると全十二のコーナーを体験する事ができる。この日はスピアフィッシングと蔓工作。それぞれ班で分かれて午前と午後で入れ替わりながら活動した。スピアフィッシングでは残念ながら午前午後ともに収穫は得られなかったが、海に潜って大自然を肌で直接感じられる体験となった。蔓工作では野営場に自生している蔓を使って、カゴや壁飾り等思い思いの工作を楽しみながら身近な自然の物を活かせることを学んだ。夜の活動は五感訓練。夜の暗闇ならではのビックリ要素もあり、隊員たちは悲鳴をあげながらも五感を研ぎ澄ませて課題をクリアしていった。
八月五日。三日目の目標は「尊重する」。この日のコーナーはパイオニアリングと野外調理。パイオニアリングでは複数のロープワークを学び活用して三メートル級の物見台を作り上げた。野外調理ではダッチオーブンを使っての燻製とチョコパイ作り。スタッフに教わりながら器用にアジを捌き、出来上がった燻製とパイに歓声が上がっていた。午後から激しい雷雨となり、パイオニアリングは模型での作成、野外調理は屋根の下での活動となった。夜の活動はカウンシルファイヤ―。営火の予定だったが営火場がぬかるんでしまったので、講義場で小さな火を焚き、それを全員で囲んで、このキャンプをふり返ってひとりずつ発表をした。
八月六日。最終日の目標は「共に育つ」。後片付けは次への準備という心持ちで、工具や炊具をきれいに手入れし撤営に取り組んだ。その後解隊式と閉会式を行い、期間中お世話になった野営場に全員でお礼を申して下山した。
今年のジュニアキャンプは全員が初参加だったが、班長・次長を中心に協力して基本日課をこなしながら、班サイトの改善や時間への意識等、声を掛け合いながら笑顔で前進していく一生懸命な姿を沢山見せてもらった。沢山のお祈りとおかげの中で隊員達は見違えるほど逞しく成長した。そして、私たちスタッフも共にお育ていただいた。この唯一無二の経験で得た「つながりの輪」を日常生活にもひろげ、ぜひとも来年の参加に繋げてもらいたいと願う。
(報告・庶務副長 田中よしえ)

金光教少年少女全国大会時臨時宿泊施設での貸し布団について

臨時宿泊施設(金光学園)での貸布団業者の変更と価格変更について

教祖140年少年少女全国大会は、8月5日(土)13:30の開会式から、6日(日)15:00の閉会まで、1泊2日で開催されます。その宿泊場所として、金光学園教室棟を提供する旨、金光教報4月号(14・15P)にて案内を掲載しておりましたが、この度から貸布団業者が変更になりました。ついては、宿泊希望の教会で貸し布団を利用される場合は下記内容をご了知のうえお申し込み下さい。

 

貸布団業者 太恵商會(たいけいしょうかい)

貸し布団  敷き布団、タオルケット、枕

金額    布団一式 1,200円(税別)

支払い方法 当日全国大会宿泊受付窓口にて支払い

 

※宿泊や布団に関する質問は金光教本部財務部「全国大会宿泊係」まで

TEL: 0865-42-6456

e-mail: zaimu@konkokyo.or.jp

第12回遠征事前訓練

参加者数:AM 4名 SKS 4名

奉仕者数:6名

三月二十四日から二十六日にかけて、本番八月に予定している第十二回少年少女遠征(高知県四万十川流域)の事前訓練を、金光町・胎金寺野営場にて開催し、全国より四教会八名が隊員として参加し、結団した。
この度の遠征の形は、移動野営として、四万十の清流をカヌーで下っていくものである。軽量コンパクトな装備を構え、時間の多くを川の上で過ごし、毎日川辺のキャンプ場に辿り着き、そこで出会う天地自然と共に自力の生活を行う。そういう野営の中で、第十二回遠征としては、社会性の取得、次期指導者の養成、そして「神様の働きを感じる」ということを願いとする。
この遠征本番に向かうにあたり、隊員は必要な知識・技能を得るため、今年も様々な講義・実習をこの訓練にて取り組んだ。座学として、「オリエンテーション」「遠征とは」などの基本的なところを学んだ。次に、今回の野営生活で、特に力を入れていることとして上げられるのは、「軽量コンパクトを目指しての、資材の選考・パッキング」と「隊員自身で、食事メニューを考え、食材を調達し、手早く調理すること」である。
資材選考に関しては、隊員自身が、連合本部所有の野営資材を見ながら、持って行く必要な資材を考える。軽量コンパクトにてスマートな移動野営を目指し、いかに自分たちのバックに必要なものを最小限で詰めて装備を整えることができるかを、隊員どうしで話し合い、実際に本番でパッキングをするように、今回バックに資材を詰めてみた。ただ資材を減らせばよい、ということではなく、自分たちが安全・安心で快適な生活を送るために、どんな資材がよいかを考えた。また、「多機能・多用途」の観点を持つことが大切との、スタッフから指導があった。試行錯誤しつつ色々なことを協議をする隊員どうしの姿が見られ、充実した時間となったと思う。
食事関係については、今回訓練の中で、一回の食事のメニューの食材金額が設定され、その金額の中で、自分たちでオリジナルメニューを考え、実際にスーパーに買い出しに行き、調理を行った。これは本番と同様の動きである。隊員たちは、バラエティーに富んだメニューを考え、美味しく食していた。
また、清流の長い距離を下り、川辺での生活を繰り返す4泊となるため、カヌーの訓練を胎金寺野営場の池にて、カヌーに実際に乗り、カヌーツーリングの実習が十全に行われた。また、川辺の宿営地のはり方の実習も行った。そして、その場所や、川近辺での活動についても案を出し合い計画を立てた。
今回の訓練で様々な講義、実習、協議が行われたが、全てが本番に活かされるものとなり、本番までの準備も含めて、隊員自身がお育ていただく四万十遠征になるようにと願っている。