第12回遠征事前訓練

参加者数:AM 4名 SKS 4名

奉仕者数:6名

三月二十四日から二十六日にかけて、本番八月に予定している第十二回少年少女遠征(高知県四万十川流域)の事前訓練を、金光町・胎金寺野営場にて開催し、全国より四教会八名が隊員として参加し、結団した。
この度の遠征の形は、移動野営として、四万十の清流をカヌーで下っていくものである。軽量コンパクトな装備を構え、時間の多くを川の上で過ごし、毎日川辺のキャンプ場に辿り着き、そこで出会う天地自然と共に自力の生活を行う。そういう野営の中で、第十二回遠征としては、社会性の取得、次期指導者の養成、そして「神様の働きを感じる」ということを願いとする。
この遠征本番に向かうにあたり、隊員は必要な知識・技能を得るため、今年も様々な講義・実習をこの訓練にて取り組んだ。座学として、「オリエンテーション」「遠征とは」などの基本的なところを学んだ。次に、今回の野営生活で、特に力を入れていることとして上げられるのは、「軽量コンパクトを目指しての、資材の選考・パッキング」と「隊員自身で、食事メニューを考え、食材を調達し、手早く調理すること」である。
資材選考に関しては、隊員自身が、連合本部所有の野営資材を見ながら、持って行く必要な資材を考える。軽量コンパクトにてスマートな移動野営を目指し、いかに自分たちのバックに必要なものを最小限で詰めて装備を整えることができるかを、隊員どうしで話し合い、実際に本番でパッキングをするように、今回バックに資材を詰めてみた。ただ資材を減らせばよい、ということではなく、自分たちが安全・安心で快適な生活を送るために、どんな資材がよいかを考えた。また、「多機能・多用途」の観点を持つことが大切との、スタッフから指導があった。試行錯誤しつつ色々なことを協議をする隊員どうしの姿が見られ、充実した時間となったと思う。
食事関係については、今回訓練の中で、一回の食事のメニューの食材金額が設定され、その金額の中で、自分たちでオリジナルメニューを考え、実際にスーパーに買い出しに行き、調理を行った。これは本番と同様の動きである。隊員たちは、バラエティーに富んだメニューを考え、美味しく食していた。
また、清流の長い距離を下り、川辺での生活を繰り返す4泊となるため、カヌーの訓練を胎金寺野営場の池にて、カヌーに実際に乗り、カヌーツーリングの実習が十全に行われた。また、川辺の宿営地のはり方の実習も行った。そして、その場所や、川近辺での活動についても案を出し合い計画を立てた。
今回の訓練で様々な講義、実習、協議が行われたが、全てが本番に活かされるものとなり、本番までの準備も含めて、隊員自身がお育ていただく四万十遠征になるようにと願っている。