「遠征事業」カテゴリーアーカイブ

第7回金光教少年少女遠征-佐渡島プロジェクト- 活動報告

本番実施(8月19日~25日)

 3月の事前訓練キャンプに始まった第7回少年少女遠征は、8月19日から25日の日程で、団長含む団スタッフ8名、隊スタッフ6名、隊員12名の計26名で実施した。
 佐渡島での野営生活やプロジェクト活動を通して、様々な人達との出会いや日常とは違う体験をすることができた。特に、野営生活を通して自然の偉大さ、有り難さを全員が感じることが出来たことは、貴重な経験となった。なお期間中、大雨強風の影響で各プログラムに多少の変更はあったものの、大きな怪我や事故もなく、全員元気にすべての計画を実施し、無事に終了した。

遠征事業

2016 平成28年 第8回少年少女遠征 -滋賀県 琵琶湖周遊・銀輪プロジェクト-
2015 平成27年 第7回少年少女遠征 -佐渡島プロジェクト-
2014 平成26年 第6回少年少女遠征 -四国プロジェクト-
2013 平成25年 第5回少年少女遠征 -ハワイプロジェクト-
2012 平成24年 第4回少年少女遠征 -屋久島プロジェクト-
2011 平成23年 第3回少年少女遠征 -Mt.富士プロジェクト-
2010 平成22年 第2回少年少女遠征 -北海道での移動キャンプ-

2014 平成26年 第6回少年少女遠征 -四国プロジェクト-

活動報告

第6回少年少女遠征は、8月20日〜25日の5泊6日、四国をフィールドとして実施しました。台風の影響で予定の計画を変更することもありましたが、多くの皆様方のお祈り添えを頂き、全員、元気で活動を展開しました。スタッフ・参加者共にお育て頂いた今回の遠征報告を、2回にわたりお伝えいたします。

御霊地を出発

八月二十日、三月の訓練野営以来に参加者・スタッフ二十二名が楽しみと緊張と大きな荷物を背負って御霊地に集まった。開会式を終え、一同本部広前へ、神様の御働きの中、すべてに御繰り合わせいただき教会長先生はじめ両親・多くの方々のお祈りの中、今回参加させて頂いた喜びをお礼申し、御霊地を出発した。

2.本部広前で御祈念後、いよいよ出発

石鎚神社に参拝

しまなみ海道を走り、途中来島サービスエリアで昼食。鯛カマ潮ラーメン、焼き豚たまご飯などご当地グルメを堪能した。愛媛県に入り、石鎚山を御神体とした山岳信仰の石鎚神社での正式参拝を経験した後、明日登山予定の石鎚山山開きのDVDを見せて頂き、より一層、石鎚山の歴史が分かり、そして過酷な登山になることを覚悟した。

3.石鎚神社で拝礼

石鎚ふれあいの里キャンプ場にて設営

次に、石鎚ふれあいの里キャンプ場へと移動し、設営と夕食つくりに分かれての作業となり、一日目ということもあり、各班やや緊張ぎみで作業をした。サイトは、元小学校の跡地で、校舎も運動場もそのままの状態で懐かしい感じと新鮮な感じとで何か不思議な感覚での一日目のキャンプとなった。

4.石鎚ふれあいの里キャンプ場で設営

険しい山道を経て山頂を目指す

八月二十一日、今回の遠征のメインイベントでもある、西日本最高峰(一、九八二m)石鎚山登山に挑んだ。昨日石鎚神社でDVD鑑賞をして想像はしていたが、やはり実際体で体験すると、真夏の登山ということもあり、想像を超えるかなりハードな登山に参加者・スタッフ共、最初は話をしながらの登山もだんだん口数が減り、休憩が増えていった。

5.険しい山道を経て頂上を目指す

石鎚山山頂にて記念撮影

歩き出して四時間が経ち、ようやく昼食休憩場所である成就社(一、四五〇m)に到着した。大体の登山者はロープウェイでこの地点まで登り、ここから頂上を目指す地点である。昼食として、行動食の水を入れるだけでアツアツのごはんが出来る「ミリメシ」を頂き、昼からの頂上制覇に備えた。

そしてここからは気温も下がり、道も険しくなり、何より鎖場と言われる鎖をつたって崖を登っていく難関を「下を見るな! がんばれ!」という声をかけながら全員が突破し、あと五〇〇m・四〇〇m・三〇〇mの看板があり、「三〇〇mがこんなに長いもんか」と感じ、痛む足腰にムチを打ちながら全員頂上を制覇した。

1.石鎚山頂上にて記念撮影

頂上は寒く、止まれば火照った体が一気に冷えた。しかし、全員がリタイアせず登りきったということが寒さと足の痛みを忘れさせてくれるぐらいうれしかった。帰りは、成就社からロープウェイで降り、全員無事に下山でき、後々聞くと鎖場は事故が多発する場所であると聞き、あらためてお祈りの中で活動させて頂いていることを実感した。

キャンプ場に戻れば、団スタッフがカレーライスを用意して下さり、疲れた体に染みわたる夕食となり、入浴、満天の星空の中夜の礼を行い就寝した。

八月二十二日、昨晩の星空が嘘のような豪雨の朝となり、雨の中での撤営・朝食・朝礼となった。

この日から高知県に移動し、海浜活動・四万十川カヌー体験が予定されていたが、豪雨の為カヌー場が閉鎖、また、川辺のキャンプ場であったため、急きょ行先を変更して香川県へ、スタッフが各々キャンプ場をさがしたが夏休みシーズンになかなか空いている所がなく、やっとの思いで見つけたのが、さぬき市南川自然の家というキャンプ場。ここに着いてみるとなんという偶然、今回も元小学校の跡地で校舎も運動場もそのままのキャンプ場だった。雨もあがり晴れの天気を頂き、濡れたテントを干すことができ、炊事棟・風呂もあり、非常に過ごしやすい所での設営となった。そして、各班今晩行われるキャンプファイヤーの打ち合わせに班長中心で行われた。夕食は本来佐田岬で行われる予定だったバーベキュー、海のシチュエーションが山となりいろんな変化の中でのバーベキューとなった。

そのあと、朝の天気とは一転変わった星空の下、キャンプファイヤーを行い、各班・団・隊スタッフ全員ソング・スタンツで楽しい一夜となった。この日は雨も晴れも頂き、すべて天地のお恵みの中で生かされて、天地の働きに自分を合わせていく大切さを教えて頂いた。
(報告・吉岡隆道)

後半へ突入! 手打ちうどん体験

八月二十三日、四日目を迎えた。班毎に朝食準備、サイト改善とに分かれて活動を開始した。今日の午前中は予定にはなかった隊活動として、香川県と言えばの手打ちうどん体験を行った。それぞれに一人分の生地が配られて、自分で生地を延ばしていき包丁で切る作業をした。出来あがった麺は、太いものや短いものなど様々で、うどん作りの難しさを身をもって感じた。

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その後、持ち帰り用で三〜四名のグループ毎に、粉と食塩水を混ぜるところからする生地を作った。途中、生地を踏んで延ばす工程では軽快な音楽に合わせながら楽しくうどん作りをすることが出来た。昼食では、始めに作った各自の麺をいただき満足のできる活動となった。
午後からは宿営地から近い海での海浜活動を行った。石鎚山登山の時の苦しそうな顔とは打って変わり、終始和やかなムードで笑顔あふれる活動となった。
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またも雷雨!

海浜活動を終え、宿営地に戻り夕食準備をしていると、先ほどまでの晴天が嘘のような雷雨となった。参加者の安全を気にしながらも、予定通りに夕食を済ませた後は、参加記念の写真立てを作成した。遠征期間中に行った先々で各々が拾い集めた自然の物(砂や貝殻など)で装飾したが、完成したものを見ると実に個性的なものもあり、隊員達の性格がうかがえるような写真立てとなった。

いざ高知ぜよ!

八月二十四日、五日目の朝を迎えた。テントでの野営は今日が最後であり、前日の雨の影響を受けて撤営に時間がかかることを予想し、いつもより三十分早い五時半に起床した。これまで使わせていただいたテントや資材に感謝しながら全員で撤営をし車輌へと積み込む。天気のご都合もいただき、作業もスムーズに進んで時間に余裕が出来るほどであった。
八時からの朝礼が終わると、二日間お世話になった香川県さぬき市のキャンプ場を後にして高知県へと向かった。

さあ、班プロジェクトぜよ!

途中休憩をしながら約二時間で高知市にある高知城に到着して、班プロジェクトを開始した。イルカ班、うなぎ班ともに公共のバスを利用して桂浜に行き、坂本龍馬像と記念撮影をしたり土佐闘犬センターで土佐犬の子犬と触れ合ったりした。その後、高知市内に戻ってはりまや橋やよさこい節の音楽にのって踊り子が踊りだす時計など見たり、色々なお店が並ぶ「ひろめ市場」で買い物をするなど、計画書どおりに班プロジェクト活動を進めることが出来た。
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最終日への活力!

班プロジェクトを終えた参加者とスタッフは、四国遠征最後の夕食場所となる「ホテル土佐御苑」へ十七時半に集合した。ここではバイキング形式で各々に好きな物を思う存分食べながら、和気あいあいと和やかな雰囲気で楽しい時間をすごした。食事を終え、最終日の活動に備え宿泊所となる「ライダーズin室戸」へ約二時間かけて移動した。

教祖様のご事跡を訪ねる!

八月二十五日、最終日である六日目を迎えた。最後は隊活動として、教祖様が歩まれた四国八十八箇所めぐりを行う。教祖様に比べると僅かな距離ではあるが、実際に自分達の足で歩かせていただいた。八時に二十四番札所の最御崎寺(ほつみさきじ)からスタートして二十五番札所の津照寺(しんしょうじ)へ行き、最終目的地である二十六番札所の金剛頂寺(こんごうちょうじ)へと足を進めた。時間にして三時間半ではあったが、ご生誕二百年の記念事業として、教祖様の歩まれたご事跡の一部を追体験をすることができたのは有り難いことであった。

無事に御本部へ!

お昼十二時に室戸を出発して、約四時間かけて御本部へと帰路につくことが出来た。帰着してすぐに本部広前でお礼の御祈念をさせていただいた。その後、玉水教会控所に移動して解団式と閉会式を行った。明渡清志団長より参加者へ修了記念品が手渡され、班長・次長の解任、そして隊スタッフ・団スタッフも解任された後、遠征団のシンボルであった団旗を理事長へ返納して、教祖様ご生誕二百年記念第六回四国遠征を終えた。
今回は、移動野営をしながら体力的にも大変な活動があり、また天候の都合により計画を変更せざるを得ない状況になりながらも、スタッフ・参加者がそれぞれで何をすべきなのか考えながら行動をし、素早い対応が出来たことは、今後の育成活動や社会生活の上で大きな財産になったことだろう。
最後に、金光様の御祈念をはじめ各教会の先生方、多くの方々の御祈念、ご理解とご支援をいただいてのことであります。また、元気な心と体だけでなく、身の回りのご都合・お繰り合わせをいただかなくてはならないことを改めて感じる遠征となりました。ありがとうございました。   (報告・安武松一)

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2013 平成25年 第5回少年少女遠征 -ハワイプロジェクト-

 
第5回少年少女遠征は、8月20日~27日まで、ハワイのマウイ島・オアフ島で、キャンプを中心に活動を進め、海外ということもあり、ご心配をおかけすることもありましたが、多くの皆様方のお祈り添えを頂き、全員、元気で実施することができました。スタッフ・参加者共にお育て頂いた今回の遠征報告を、2回にわたりお伝えいたします

二十日開会式

スタッフ・参加者、計二七名全員が集まって十九時より開会式を行った。昨年十二月から今年の三月、七月と事前訓練を行っていたが、いざ本番を迎えると、全員に高揚感や緊張感、そして不安が交ざった異様な空気感が漂っていた。

二十一日いざ出発

出発前から大きく重くなったリュックをバスに積み込み、期待と不安を抱えた表情で本部広前にお届け。その後、後方支援によるバス二台で岡山空港まで送っていただき、それぞれが大きなリュック、現地でのキャンプ備品を積めたトランクを抱え、空港にて手続きを行い、飛行機に乗り込んでいく。

海外に行くことが初めての参加者も多く、手続きに戸惑いながら、まだ見えぬハワイを目指し、まずは経由地の韓国へ向かって移動した。

仁川空港ブロジエクト

この度の遠征では、岡山空港から韓国の仁川空港に向かい、そこからホノルル行きの飛行機に乗り継ぎをする。乗り継ぎの間の約五時間は、各班に分かれて、事前に計画していた仁川空港内での活動を行った。韓国料理を堪能する班、伝統文化を体験する班、またカフェや無料のマッサージ機で休憩する班など、日本語の通じない空港内で積極的に活動に取り組んでいた。

五時間を空港内で過ごした後は、いよいよホノルル空港行きの飛行機に乗り込みだ。夜に韓国を出発し、約八時間のフライトを経て、ハワイ時間の二十一日朝、ホノルル空港に到着。(ここからはハワイ時間表記)

やっとハワイに着いた!と、思うのも束の間、再び飛行機に乗り継ぎ、マウイ烏を目指さなければならない。ここからは、英語という言語のもとに、二十七名という団体で、移動や手続きを行わなければいけないのだ。本当の海外遠征がはじまった。

マウイ島

マウイ島に着いてからは、レンタカーの大型バスに乗り込み、まずはワイルク教会に参拝させていただいた。参拝後、昼食を用意していただき、たくさんの新鮮なフルーツもごちそうになった。午後からはマウイオーシャンセンターという水族館に行き、ワイルク教会のロイ先生に海洋生物について教えていただく班もあった。その後はホテルに到着し、翌日の早朝ハイキングに向けて早めの就寝。

二十二日ハレアカラプロジェクト

早朝一時に起床した後に、ツアーバスにてホテルを出発。山道の途中で、星空を観察し、日本では見られないほどきれいな星座や惑星に感動をした。その後もバスに揺られ、日の出五時前に頂上に到着し、朝日を待ち望む。標高三○○○メートル超ということもあり、寒さは真冬並みだったが、それでも朝日が登ると寒さも眠気も吹き飛んで見とれるほどの美しさだった。

下山後、一度ホテルへ戻り荷物をまとめ、ここからキャンプ場へ向け出発。マウイ鳥南西にあるオロワルキャンプ場にて海外でのキャンプ生活が始まる。

キャンプ場到着後、テントを設営し、休憩がてらに、海水浴を楽しんだ。キャンプ場は海辺に隣接しており、まさに山と海に囲まれたマウイ島を体感できるキャンプ地だった。夜は過ごしやすい気温で、寝付きもよかった。早朝一時の起床から始まった、長い長い一日が終わった。

二十三日ラハイナプロジエクト

この日は朝食、朝礼の後、マウイ島西部にあるラハイナという港町に出て各班の計画書に基づく活動を行った。

歴史的建造物を巡ったり、アメリカならではの大きなハンバーガーを食したり、さとうきび列車に乗ったりと、各班それぞれが考えたプロジェクト活動をしていた。活動を終え、集合した時には、お揃いのブレスレットや花飾りなど、各班らしい買い物を終え、自慢気な笑顔で戻って来た。

そしてキャンプ最後の夜は、お世話になったロイ先生とともに、BBQを楽しんだ。たった2日間のキャンプだったが、ロイ先生にはたくさんのことを教えていただいた。日本と海外とのキャンプには、装備や使う器具、そして虫などたくさんの違いがあること。なんと、このキャンプ地にはさそりが生息しているのだ。

また、ある隊員は料理の仕方や英語についてなど、日本では教えてもらえないことを興味津々に聞き入っていた。経験したことのない環境でのキャンプだったが、ロイ先生の支援や協力があって安心してキャンプを終えることができた。
(報告・森川佳奈)

オアフ島へ

二十四日、三日間お世話になったマウイ島からオアフ島への移動である。五時半に起床して、すぐに撤営に取り掛かる。飛行機の時間が決まっているため、波の音も耳に入らないほど慌ただしく荷造りをして朝食をいただいた。朝食が済み、そろそろキャンプ場を出発しようとしていた時にスタッフの一人が「痛っ」と言い、着かけた制服を脱いでみるとサソリが現れた!スタッフが右脇腹を刺されたのだ。かなりの痛みがあったようで心配もしたが、ここのサソリは毒性が弱く、地元では「ハチに刺される程度」とのこと。ホッとしたのも束の間、時間もなかったので迎えのバスに乗り込み、ロイ先生にお別れをしてキャンプ場を後にし、カフルイ空港へと向かった。空港ではワイルク教会の教会長先生のお見送りをいただいての出発となった。

カフルイ空港からホノルル空港までは約四十分で到着。ここからは隊活動としてワイパフ、ワヒアワ、ホノルルの三教会へ全員で参拝させて頂いた。プログラムの都合上、急ぎ足での参拝となってしまったが、どの教会でも温かく出迎えてくださり、大変喜んでくださった。また、ホノルル教会では、ご信者さんが作ってくださった昼食をいただき、午後からの活動源となった。

午後からは、海洋保護区に指定され、エメラルドグリーンの海水がとても締麗なハ
ナウマ湾にてリラックスムードで海浜活動(シュノーケル)を行った。その後、ホテルにチェックインをして、班ごとにワイキキの街へ夕食へ行った。

ホノルルプロジエクト

ニ十五日、七時半に朝礼を行い、今日のモットーは「エンジョイ」と発表された。ホテルでの朝食がないため、朝礼後より朝食を含めた班ごとでのホノルルプロジェクトを開始した。ここでも事前に立てた計画書をもとに、バスやタクシーに乗って史跡巡りやダイヤモンドヘッド登山、ハワイ名物のパンケーキをいただいたり、ハワイ遠征最後のプロジェクトを楽しんだようである。

五日間続いたハワイ食でだいぶ日本食(みそ汁)が恋しくなっている人もいたが、この日は慰労夕食会としてバイキング形式のお店で楽しく食事をいただいた。

ハワイ最終日の朝

二十六日、ハワイ最終日の朝を迎えた。起床後、ロビーへ集合し、全員で朝食をいただきに出かけた。ハンバーガーやパンケーキなど、それぞれに好きなものを注文したが、やはり量がとても多い。ハワイへ来てからカロリー消費量よりも摂取量のほうが多く体が少し重たくなった気がするのは私だけだったかもしれないが、これでハワイ食は終了となった。朝食が済み、ホテルの駐車場で朝礼を行った後、班プロジェクト(仁川空港・ラハイナ・ホノルル)の報告会を行った。各班ともに、調べた情報と実際とが違ったりなど計画書通りには出来なかったとの反省が出た。遠征ならではの下見が出来ない状況での実施であるのに加えて海外でもあったので、当然と言えば当然かもしれない。しかし、このことを通して、情報・資料を集めること、細部にわたって計画書を作成することの大切さを学び、また事前に調べていたからこそ臨機応変に対応できたことを実感できたのではないだろうか。

いざ日本へ

九時半にホテルをチェックアウトし、ホノルル空港へと向かった。まずはホノルル~仁川空港までのフライトである。仁川空港に着くころには日付は二十七日の夕方になっていた。仁川空港からは往路同様に飛行機を乗り換え日本へと向かった。岡山空港へは二十時十五分に到着し、後方支援の方々が出迎えてくださり、「ホッ」とした。岡山空港からマイクロバスに乗り込み、二十一時半に御本部へ帰らせていただいた。到着後、すぐに玉水教会控所で閉会式並びに解団式を行った。団長から参加者一人ひとりに記念品が授与され最後にテーマソングの「風になりたい」と「ハピネス」を歌って解散した。既に学校が始まっている人もいて、早々に帰らなくてはいけない人もいたが、スタッフと残った参加者で二十八日の朝、金光様へ御礼のお届けをさせていただいた。

最後に

今回の遠征は、五回目の節目であり、ハワイでの実施となりましたが、金光様のお祈り添えを頂き、連合本部関係者、各教会長先生、保護者の方々など、多くの方のご理解.ご協力があってのことであります。今回のメンバーでのハワイ遠征は、最初で最後でもあり、参加者・スタッフそれぞれが何か一つでも学び、今後の糧となり、お役に立つ人にお育ていただくことを願っています。また、この節目から、さらなる遠征事業・育成活動が展開されること、そしていつか今同の参加者と一緒にスタッフとして御用できることを願ってやみません。(報告・安武松二)