2025 ジュニアキャンプ 胎金寺野営場(ご霊地)

霊地キャンプラリー(年代別キャンプ)

活動写真

活動報告

 夏を象徴するセミの元気な鳴き声と共に、全国から16名のジュニアメイトの仲間たちがご霊地に集まりました。緊張の面持ちで、期待と不安に膨らむ胸をドキドキさせながらやって来た初めての参加者、昨年から身体も心も大きく成長し帰ってきてくれた2,3年生。様々な想いと共にジュニアキャンプが今年も開催されました。
 受付を済ませ、会堂広前にて親神様に、今年も無事に集まれたことの御礼、期間中の安全と参加者の成長をご祈念させていただきました。その後は隊長の指導の元、荷物点検です。必要な物が必要な数きちんと揃っているか責任をもって自己チェックを行います。規律訓練と昼食を終え、いよいよ胎金寺野営場へ向け出発です。
 ジリジリと照り付ける日差しの中、一歩一歩と歩みを進めていきます。野営場に到着し、地面がアスファルトから土に変わり頭上が木に覆われた時、身を焦がすような暑さがふっと和らいだことを確かに感じました。そんな天地の中で共同生活の開始です。
 班に分かれ、協力し班サイトを整えていきます。テントを建て、ターフの下では調理ができるようにテーブルを並べます。その隣では夕食に向け、石かまどの準備が始まりました。石組みを集め、簡易かまどに沿って並べていきます。ただ並べるだけでは崩れやすく、火も起きにくく良いかまどとは言えません。そんな様子を見て経験がある班長が的確にアドバイスを行います。初めての参加者は右も左も分からないまま、班長に「次は何をしたらいいか」と尋ねに行きます。また班長も「こっちを手伝ってほしい」と初めて顔を合わせる隊員にも積極的に助けを求めていきました。信頼関係が徐々に芽生えてきました。
 1日目の夕食はカレー。米を炊く人、具材を切る人、皆で役割分担を行い作りました。初めての夕食を頬張る顔には達成感にあふれた笑顔が見えました。夕食後は、ほっと一息。クラッカーを使ったピザと塩と氷の化学反応を利用したジュースシャーベットを作りました。1日がんばって火照った体をじんわりと冷やしました。
 2日目から「チャレンジコーナー」が始まります。1年間で4つの課目に取り組み、3年間で12個の課目を履修します。今年はスピアフィッシング、つる工作、燻製、パイオニアリングに取り組みました。 スピアフィッシングでは専用の水着を着用し、沙美の海に潜ります。道具の正しい使い方や魚の狙い方をリーダーに教えてもらいます。つる工作ではこの胎金寺野営場で採れたつるを使用しカゴを作成します。完成したカゴはサイトに持ち帰りサイトで実際に活用されました。燻製ではイワシを自分で捌きダッチオーブンで燻製していきます。魚を捌くことが初めての隊員も真剣な表情で取り組みました。パイオニアリングでは、小さな見本を使用して講習を受けます。ただ結ぶのではなく正しい結び方で頑丈に組みあがるように何度もリハーサルを行い本番に臨みます。完成後は高さ六メートルのやぐらに上り完成の喜びを味わいました。
 2日目は朝から雨のお天気をいただきました。天気予報で事前に分かっていたので側溝を掘ったりロープで雨の逃げ道を作ったり、班で創意工夫しながら天候と付き合っていきました。また2日目よりも3日目と、リーダーからの点検を受け注意や改善点のアドバイスをもとに天候や状況に合わせテントの向きやかまどの場所など実用的な改善を最後まで続けました。班の中で意見が対立することもありましたがリーダーが見守る中、班で何度も話し合いを行い最善を求めていきました。
 3日目には段々と疲れが見え始めました。慣れない環境の中で次々に活動に取り組みます。睡眠、食事、排泄の3つを中心に自身の健康を管理していきます。班長を中心に、疲れた顔の班員には声をかけ気遣い一緒に作業を行ったり、そばで寄り添ったりと、段々と友達に向ける顔から仲間に向ける顔に変っていきました。最後の夜には火を囲んで営火を行います。今年は夕立ちで急遽、場所を変更しての営火となりましたが、楽しいゲーム、ソングで盛り上がりました。どちらの班も大変に完成度の高いスタンツを披露し、リーダーを含め拍手喝采でした。また最後に消えていく火を眺めながら野営本部長よりいただいた夜話は今でも隊員の心の中で静かな焔となり、今も静かに燃えていることでしょう。
 最終日。お世話になったすべての物、場所、人に感謝の気持ちを持ちながら片付けを済ませ荷物を背負い下山します。3泊4日は隊員にとって長かったのでしょうか、それとも短かったのでしょうか。少なくとも仲間と絆を紡いだこの期間は大変に濃く、かけがいのないものとなったことでしょう。お退けに並ぶ姿には初日に感じられた不安や緊張の面持ちは微塵も感じられませんでした。最後に全力の隊歌を皆で歌い、一年後の再会を誓い解散となりました。
 今年のジュニアキャンプにはバードキャンプから引き続き参加してくれた隊員もいました。育成の道が少しずつではありますが確かに続いていることを感じられ感無量の思いでありました。また来年、大きく成長した隊員や新しい参加者に会えることを楽しみにしています。(報告・庶務副長 田中真喜雄)

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