3月12日から13日にかけて、ワークキャンプを開催させて頂いた。
この度は第20回の記念すべき回ということで、御霊地から飛び出し、岡山県真庭市の落合教会が所有する野営場の整備を行った。この野営場では近年活動が実施されておらず、広場には雑草が生い茂り、豪雨の影響で水も出ない状況になっており、電気は敷設されておらず、「災害支援訓練」を想定したワークキャンプの記念事業にふさわしい活動となった。
全国から9教会21名(シーカーズ、スタッフを含む)が参加し、以下の3チームに分かれ、作業を進めていった。
①生い茂った木々の伐採と草刈り
②野営場および通路の拡張整備作業
③水道工事(小川に設置した取水槽からの水道復旧)
長年手付かずだった野営場は、全体像が分からないほど藪が生い茂る中、参加者が草刈り機やノコギリを持って飛び込んでいく姿は勇ましく見えた。また、作業が進むにつれて藪は切り開かれ、野営場の景色が次第に整い、息を吹き返して行く様子には感動を覚えるものであった。
そして、活動の終盤に枯れていた水道が復旧し蛇口から水があふれ出た。それまでは搬入したポリタンクの水を使用して炊事作業などを行っていたが、「蛇口をひねると水が出る!」ということを皆で本当に有り難く感じながら、食器洗いなどを行うことが出来た。
各作業は思いの外順調に進み、殆どの作業を無事に終えることが出来た。
閉会の挨拶の中で代表者からの「この度の、実地での懸命な整備御用の有り様が、このお道の教会布教の姿を現しているのではないかと思う。」という力強い感想が胸に響いた。参加者それぞれが、今回のワークキャンプで学んだ技能と感動を持って、それぞれの持ち場立場で活躍して頂けるようにと願うものである。